RPAのオススメ書籍

はじめに

みなさんはRPA使ってますか?

労働力不足にも関わらず、残業時間の削減が求められる日本において、RPAは働き方改革の特効薬として注目され、急速に広まりました。

RPAの普及速度はスマホ並みとのデータもあり、「RPAは一巡した」とも言われる一方で、大企業(年商1,000億円以上)での導入率は51%かつ、その社内普及率も30%程度に留まっており、中堅・中小企業に限って言えば、導入率25%程度と、まだまだ未導入、及びスケールが出来ていない企業が多い状態です。

2019年度に集中したWindowsのバージョンアップ対応も一段落し、2020年度からRPAを導入、及び規模拡大を検討している企業が多いというデータもある中で、今回は、RPAの推進に当たり必読とも言えるオススメ書籍を5つ紹介して行きます。

オススメ書籍

5位 KEYS TO RPA SUCCESS

【著者】
 松本匡孝(日立ソリューションズ)
【発売日】
 2019年4月10日
【概要】
 日立ソリューションズ内で進めたRPAの全社展開のノウハウが詰まった本。RPAのPoCの段階では決して表面化せず、全社導入を進める段階で初めて明らかになる様々な課題への対応内容が現場目線で語られている。実にRPAの導入プロジェクトの半数がPoCに留まり、スケールに成功していないというデータがある中で、スケールに向けての大きな示唆を与えてくれる一冊。


4位 失敗しないRPA

【出版】
 日経BPムック
【発売日】
 2019年6月24日
【概要】
 RPA先進企業の様々な失敗事例や落とし穴、成功のためのノウハウが詰まった本。「業務自体の見直し」「KPIの多角化」「ユーザ部門での開発」等、RPAの推進で必ず出るであろうキーワードが一通り記載されている。一般論ではない、実例に基づく内容であるため、実際に推進している方々の参考になる箇所が必ずある一冊。

3位 RPA革命の衝撃

【著者】
 大角暢之(RPAテクノロジーズ)
【発売日】
 2017年1月5日
【概要】
 5位・4位の実例ベースの内容とは異なり、そもそもRPAとは一体何なのかという事が記載された本。RPAは一般的なシステムやExcelマクロとは本質的に異なり、ホワイトカラーの存在意義自体を問う、破壊的な技術であるという事が理解できる内容。これから仕事で必要とされる人材は、RPAやAIを活用し「人とロボットが協働する世界の創造」ができる人であるというメッセージが強く謳われている。RPAの事例ベースの話が多くなってきた今、改めて読んでおきたい一冊。


2位 デジタルレイバーが部下になる日

【著者】
 池邉竜一(キューアンドエーワークス)
【発売日】
 2018年2月20日
【概要】
 こちらも3位の内容に近く、RPAとは一体何なのか、何故RPAはデジタルレイバー(仮想労働者)と呼ばれるのかが解説された本。RPAは単なる自動化ツールではなく、新しい労働力であり、企業戦略でどう使いこなしていくかを考える重要性がわかる内容。デジタルレイバーを使いこなすデジタルネイティブと、これまでのホワイトカラーの圧倒的な生産性の差の言及もあり、こちらも改めて読んでおきたい一冊。


1位 RPAの真髄

【著者】
 安部慶喜(アビームコンサルティング)
【発売日】
 2019年2月4日
【概要】
 RPAの業界ではおそらく最も有名?なアビームコンサルティングの安部さんの、「RPAの威力(2017年11月20日)」の第2弾となる本。豊富なRPAの推進ノウハウに基づく、直下型と現場型のハイブリッドでの推進、RPAを起爆剤とした自律的業務改革活動の定着、RPA×AIの活用法などが記載された内容。目先の業務をとにかくRPAで自動化するという事ではなく、業務プロセスの見直しやRPA×AIを活用した新業務の設計など、効果を最大化するために業務視点に立つ事の重要性が実感できる一冊。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

2019年10月21日に米国Gartner社は、企業や組織にとって重要なインパクトを持つ「戦略的テクノロジ・トレンドのトップ10」の2020年版を発表し、その第1位に「ハイパーオートメーション」を挙げました。ハイパーオートメーションとは、複数の機械学習 (ML)、パッケージ・ソフトウェア、自動化ツールなどを組み合わせて一連の仕事を実行する概念と実装であり、このトレンドはRPAから始まっています。今後間違いなく加速していくハイパーオートメーションの波に乗るために、企業としてRPAに取り組んでおく事は必須と言えます。

RPAの導入を検討している方や、既に導入しているが更に拡大して行きたい、といった方々に少しでも参考になれば幸いです。